嵐の櫻井翔さんがキャスターを務めている、ニュース番組「NEWS ZERO」での報道内容に対し、タレントのフィフィさんがTwitterで批判的なツイートをし、そのことに櫻井翔さんのファンが大激怒。
フィフィさんがTwitterを一時中止するという騒ぎにまで発展。
一体何があったのでしょうか?今回の動きをまとめてみました!
騒動の発端
事の発端は2014年8月18日に放送された、「NEWS ZERO」での内容でした。
キャスターである櫻井翔さんが、ISIS(イスラム国)の成り立ちについての説明をしたのですが、その内容がデタラメであったとフィフィさんがTwitterでつぶやきました。
その内容は以下の通り。
ニュースゼロでアイドルの方が「イスラム国=isis」の成り立ちについての解説していたが、その内容がデタラメだったのよ…特にアサド政権打倒の為に米国とサウジが武器提供した件はあえて米国の手前スルーだったのには呆れた。なんか薄っぺらなんだよな。だから地上波の報道番組は頼りにならない。
このTwitterの発言に関し、櫻井翔さんのファンが激怒。
フィフィさんに対しての個人的な誹謗中傷のツイートもあり、これに対しフィフィさんも反論するようなツイートをしていました。
しかしながら、翌日には以下の様なツイートを発信し、一時Twitterを中断することに。
お知らせ:今回の報道番組に関する指摘など一連のツイートは全て削除させて頂きます。
また、しばらくフィフィの公式ツイートは要望により中断することになりました。何卒、状況をお察し下さい。皆様にまたお会いできることを願って、応援下さった多くの方々には心より感謝申し上げます。暫しさよなら。
世間の反応
世間の反応はどちらかと言えば、フィフィさんを擁護するものが多く見られました。
実はフィフィさんが物事に対して厳しく批評をするのは今回だけではなく、あらゆるニュースに対してその辛口の見解を度々ツイートしており、一定層のファンもいたほどです。
下記はその一例。
世界には歴史をでっち上げて弱者を装う民がいる。
— フィフィ (@FIFI_Egypt) 2014, 7月 17
虐げられた人々は声を届けて欲しいと必死にカメラマンや記者に訴えてくる。それを「悲惨な状況下で彼らを助けないでカメラ回してるだけ」って?取材クルーだって拘束されるの覚悟で撮ってるんだよ。私も同じ、仕事に響くの覚悟で訴えてる。危険を顧みない彼らの姿勢こそが真のジャーナリズムなんだよ。 — フィフィ (@FIFI_Egypt) 2014, 7月 18
今回の件に関しては、フィフィさん自身の言動に関する賛否両論もありましたが、それと同じくらいにフィフィさん自身を誹謗中傷するようなツイートをした、櫻井翔さんの一部の熱狂的すぎるファンの行動に対しても批判が寄せられました。
ブログでの釈明、そしてTwitterの再開
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フィフィさんはTwitterの中止から2日後に、「私がツイッターで伝えたかったこと?報道はどうあるべきか」というタイトルでブログ記事を公開し、Twitterの再開をすることを発表。
以下にその重要な部分を抜粋します。
私は所属している他の方々やお仕事を頂いてる方々に、自分の発言がたとえ歪曲な形で受け取られた結果であれ、それにより迷惑をかけてしまうなら申し訳ないので、事態を収める為にもツィートの中断を決断した。しかしこれが逆効果であればなおよろしくないので、こうしてツィートの再開に至る。
ちなみに「アイドル」という点についてあえて触れる必要があったのか?という事について、この事態を想定済みであえて触れた。私は、自身も含めタレントが政治や社会に積極的に意見するのも構わないと思ってる。ただ、その言葉にリスクはある。例えそれが原稿であれ、私見であれ、指摘を受けてたつ姿勢を持って欲しいと望んでる。ここで「アイドル」故に取り巻きやファンによって指摘が封印されるのであれば、それこそアイドル本人も不本意であるし、報道姿勢に対し世間に不信感を与えしまうと思うから。
この文章をざっくりと解釈するならば、
「アイドルとはいえ、その発言が例え原稿で用意されたものであっても、そのリスクを本人が負わなければならない。」
と書いてあります。
しかし、これについては、フィフィさんの言ってることに多少無理が生じている部分があるのです。
フィフィさんの指摘に対する反論
確かに、フィフィさんの言うことは筋が通っていますし、一見正論のように聞こえます。
しかしながら、なぜニュース番組のキャスターに専門家ではなく、アイドルを起用しているのかを今一度よく考えてみて欲しいのです。
その理由についてはシンプルで「幅広い世代や層にニュースに触れてもらうというきっかけを作る」ためでしかありません。
実際に、この「NEWS ZERO」は、女優の桐谷美玲さんもキャスターとして起用していることからも、そのことが伺えます。
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もちろんこれには、いかなる形であれ視聴率を確保しなければならないという現実的な側面もあるでしょう。
ですが、このニュース番組のおいての櫻井翔さんの役割は、番組自体の認知度を上げるということが「仕事」なのです。
もちろん、ニュースの内容を櫻井翔さん本人も吟味し、責任をもって間違いのない報道が出来れば理想的ですが、それはちょっと求めすぎと言えます。
ご存知のように櫻井翔さんはタレントとして多数の番組に出演し、司会も多くこなす中で、コンサートやラップの自身で歌う曲の作詞も手がけるなど、かなりのハードスケジュールを連日こなす多忙の身です。それは紛れもなく、櫻井翔さんが人気アイドルだからです。
逆に人気アイドルでなければ、キャスターとして起用されることもなかったでしょう。
そんな櫻井翔さんに、自らが報道するニュースについても内容に責任を持つべき!とするのは現実的ではなく、不可能です。睡眠時間をゼロにしたところで、実現は無理でしょう。
櫻井翔さんを起用する上で大事なのは、より多くの人にニュースに触れてもらうきっかけを作ること。
そして、その報道内容が間違っていたとするならば、批判は番組制作側に向けられるべきであり、櫻井翔さんまでも引き合いに出すのはいささか「酷」であると言えます。
もちろんフィフィさんの報道内容に関する指摘はしっかりと評価されるべきです。
しかしながら今回の件に関しては、もう少し櫻井翔さんの位置づけと役割について配慮し、発言を考えるべきだったかと個人的には思います。