田上佑輔が登米で在宅医療を始めたきっかけと診療料金は?

            

宮城県の登米市で、在宅医療を展開している、
田上佑輔さんという方をご存知でしょうか?

年齢は34歳と若く東京大学を卒業し、
そのまま東大病院の外科医として、
将来を期待されていました。

しかし、1年前に東大病院を休職し、
在宅診療専門の診療所を開きました

一体、どのような背景があったのでしょうか?

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ボランティア活動で感じたこと

東日本大震災

田上さんが診療所を開くきっかけとなったのは、
東日本大震災でのボランティア活動でした。

 

何度か被災地支援をする中で感じたことは、
次第に医療関係者が減り医師不足の地域での
継続的な支援の必要性を感じたからです。

 

また、東大病院に在籍していた時に、
末期がんで手術が不可能な患者への「看取り」の
重要性も感じており、住み慣れた場所で最期を迎えたいと願う、
患者や家族の力になろうとも決意しました。

在宅医療ネットワークの構築

安井佑

田上さんは同級生で医師の安井佑さんと共に、
宮城県登米市と東京板橋区に診療所を開業。

週の前後半を交代で担当し、診療を行っています。

 

地域医療や在宅医療の必要性を感じている若い医師は
多いけれども、都市に集まる傾向があります。

 

しかし、このような形で交代勤務という方式であれば、
多くの医師が参加しやすくなるのではないかと考えました。
将来的には医師を循環させるような全国規模のネットワーク構築を
目指しています。

在宅医療の必要性

超高齢化社会
超高齢化社会を迎えつつある日本にとって、
医師が訪問をしてくれる在宅医療は今後需要が高まり続けます。

 

特に医師不足が深刻で高齢化も著しい地方では、
治療を受けたくても受けられないという患者が数多く
出てくるはずです。

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今回の田上さんの試みは、
もっと広くメディアで取り上げられるべきもので、
政府や公的機関からの援助がもっとあっても良いのではないかと、
個人的には思います。

やまと在宅診療所の料金

やまと在宅診療所

田上さんの経営する登米市の、
やまと在宅診療所の診療料金は以下の通りです。

 

【診療料金(1ヶ月あたり)】

■70歳以上75歳未満で2割ご負担の方
約11,000円。1ヵ月の窓口負担上限は12,000円。

■70歳以上1割ご負担の方
6,000円~8,000円。1ヵ月の窓口負担上限は12,000円。

■70歳以上3割ご負担の方
18000円~21000円。上限は44400円。

■69歳以下(3割負担)
18000円~21000円。

※特別な医療処置を必要としない場合の料金です。
薬代は含まれませんが、交通費は含んだ金額です。

決して安い金額ではありませんが、
自分の住み慣れた地域で、
安心して医療を受けられるということには
代えがたいものであるように思います。

そしてこのネットワークの仕組みが一般化し、
参加者が多くなれば費用も下がっていくはずなので、
こういった活動を支援する機会があれば、
積極的にしていきたいと思います!

 

喫緊の課題に取り組まれている田上さんを
これからも応援していきましょう!

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