映画『桐島、部活やめるってよ』の主題歌で一躍有名になった、高橋優さん。吉井和哉に曲と声が似ているとの噂が出ており、気になったので検証してみました。また、使用しているギターについての情報もあります!
吉井和哉と似ている?
まずは曲を比べてみましょう。
■高橋優■
■吉井和哉■
確かに、声質や歌い方が似ており、
なんとなく雰囲気に共通したものを感じます。
それでは世間の声はどうなのでしょうか?
Twitterで調べて見たところ、
下記のような声が聞かれました。
高橋優の「陽はまた昇る」は吉井和哉に曲調と声色がちょっと似てるねー。と吉井ファンの子に言ったら、頷かれたなう。
— ねえさん (@fab_mieko) 2012, 8月 24
今ちらっと見たドラマの主題歌、吉井和哉が歌ってるのかと思ったわ。。高橋優って方だった。。あら。。 — おーけん (@ohken37) 2014, 5月 16
ラジオから流れてきた吉井和哉に似せたような歌声が気になってシャザムしたら高橋優だったでおじゃる。名前はよく見るけど、こんな声なんですね。
— ( ?i?) お尻 (@OshiriT) 2014, 5月 19
結構、皆さん似ていると思っているようですね(笑)
ですが、これは特別不思議なことではありません。
実は高橋さんはOKMusicという音楽サイトで、
「世界で一番読まれたい手紙」という連載コーナーを担当していました。
このコーナーは、高橋さんが影響を受けた人物に向けて、
主に感謝のメッセージを書くというものです。
そして50回も続く連載の一番最初に選んだのが、
吉井和哉さんだったのです。
「僕の吉井和哉さんへ」というタイトルで、
下記のようなメッセージを寄せています。
僕の吉井和哉さんへ
拝啓 「Four Seasons」という曲を書いてくれて本当にどうもありがとう。
あなたの作品は全部が最高。あなたには羽根が生えているし、
夜はたまにスイートな のでしょう。
そんなロックスターなあなたに憧れて僕も歌を始めたと言って
過言じゃないのです。あなたは僕の永遠のスーパーヒーロー。人はいつも“見えない重圧”と戦っています。
とりわけ思春期の僕はとても弱虫だったので、その重圧によく負けました。
人目がやけに気になって、何事にもクヨクヨする ようになっていたある日、
“まず僕は壊す”と唄い出すあなたの曲に出会いました。文字通り、
“いじる喜び覚えたて”の僕だったので、あなたの歌詞がまるで
ハスラーの球みたいにズボズボ入ってきました。
“馬鹿のままでいい 馬鹿のままがいい”というフレー ズに何度救われたことか。
「Four Seasons」は、僕のために作られた歌なのだと思い込むようになりました。
今でもこの曲を聴けば、当時のズボズボ感が鮮明に蘇ります。いつの日か実際にお会い出来たそのときは“「Four Seasons」を僕にありがとう”と言わなくてはなりません。
その時を、今から心待ちにしているのです。 敬具
あなたへの一文字… 艶
このメッセージの中で、
「あなたに憧れて僕も歌を始めたと言って過言じゃない」
という部分があります。
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ここまで心酔している相手から、影響を受けていないとするほうが難しく、
高橋さん自身が吉井和哉さんに似ているのは、
ある意味必然だと言えます。
使用しているギター
高橋さん曲によってギターを変えてはいるのですが、
その中でも、愛用しているモデルが有ります。
それがマーティンのGPCPA1ではないかと言われています。
「素晴らしき日常」や「ほんとのきもち」のPVで
非常によく似たモデルで演奏をしているとのことでした。
価格は43万円とかなり高いですが、
プロミュージシャンとしてはこのくらいの品質のものでないと、
厳しいのかもしれません。
高橋優のメッセージ性
オノ・ヨーコさんに次いで、日本人としては二人目になる、
ニューヨークタイムズへの意見広告の掲載もした高橋さん。
世の中に問いかけをしたいという想いの強さが見て取れるように
思います。
↓その時の文章がこちら。
I think the universal language of the world is not English
but a smile.
(世界共通の言語は英語じゃなくて、笑顔なんだ)
彼の書く曲の歌詞には、なにか今までに抱いていた曖昧な想いを
強く喚起させるような、不思議な力があります。
シンガーソングライターだけにとどまらず、
アーティストとして、映画や書籍の執筆でも、
素晴らしい作品を生み出せる気がするのは私だけでは無いはずです。