今春からスタートした「花咲舞が黙っていない」で主演を務める女優の杏さん、
渡辺謙さんの娘であるとはよく知られていますが、その壮絶な人生についてはあまり知られていません。
母親が新興宗教にハマった壮絶な過去とは?
実は杏さん、かなりの苦労人なんです。
杏のプロフィール
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両親の闘病を見守った幼少期
杏さんは俳優の渡辺謙さんと元モデルの由美子さんのもと、
1986年に東京で生まれました。
しかし、杏さんが3歳の時に、父親の渡辺謙さんが急性骨髄性白血病を
発症します。
その後、入退院を繰り返す闘病生活を送り、何とか復帰を果たすも、
1994年に病気が再発してしまいます。(この時杏さんは8歳です)
そして、そのことがきっかけで渡辺謙さんの仕事は激減。
経済的に困窮し、杏さんにはお兄さんがいるため、
小さな子供二人を抱えての生活に、夫の看病も加わり、
由美子さんの当時の負担は相当なものだったことが想像出来ます。
藁をもつかむ思いで宗教団体へ
そんな折、ある大物歌舞伎俳優の紹介で、
故・小野兼弘が代表を務める「釈尊会」という
新興宗教団体に由美子さんは入信します。
そして、そこで渡辺さんの療養について相談していたところ、
なんと渡辺さんの病気が治ってしまうのです。
一見すると、このことはとても良いことのように思えるのですが、
これがきっかけとなり、由美子さんはこの宗教にのめり込んで
しまいます。
借金の総額は約2億円!自宅が差し押さえに!
由美子さんは宗教活動の費用を親戚や縁者だけでなく、
子どもたちが通う学校の保護者にまで借金をしてしまいます。
そんな経緯もあり、渡辺さんの自宅が税金滞納で
差し押さえになったとの報道が流れます。
渡辺さんは「闘病費と家のローンが原因」と
釈明会見を開きますが、由美子さんが借金の大半を
宗教団体へ送金していたようです。
しかし、その後由美子さんとの別居が発覚。
さらに東京地裁に離婚の成立と親権を求めて
渡辺さんが提訴を起こすなど、家庭内はひどく
混乱した状況にあったようです。
高校を中退、自ら履歴書応募でモデルデビュー
杏さんは15歳の時にスカウトではなく、
自ら履歴書を持って事務所に応募。
合格をして、モデルデビューとなりますが、
その時は渡辺謙の娘であることは隠していたそうです。
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そして借金を取り巻く状況を考えたのか、
高校を中退してしまいます。
「成功してお母さんを助けたい」
と常々周囲に言っていたとのことです。
実際に一緒のマンションに同居したり、
自分の個人事務所の社長に母親を据えて、
金銭面でのサポートもしているそうです。
渡辺謙の再婚で確執?
前述の離婚裁判は渡辺さんの不倫やDV疑惑で
泥沼化していましたが、2004年に離婚が成立。
しかしその9ヶ月後に渡辺さんは南果歩さんと
スピード再婚します。
交際開始が離婚調停をしている真っ最中であったことや、
裁判での疑惑から、杏さんと渡辺さんは絶縁状態にあると
言われてきました。
しかしながら、ドラマの記者会見で「父から激励された」と
話していることや、自著を送ったことを明かすなど、
関係は良好のようです。
また、渡辺さんは杏さんがモデルから女優になるために、
事務所移籍の支援も行っていたとの情報もあります。
健気な杏さんの今後に期待!
この件に関して言えることは、
タイミングの悲劇があったということです。
もし完治したきっかけが宗教団体への入信ではなく、
名医との出会いであったら?
しかし残念ながら、過去を変えることは出来ません。
ただひとつ言えることがあるとすれば、杏さんが非常に大人で、
自分の信念をしっかりと持った女優さんであるということです。
最近はドラマだけでなく、バラエティにも引っ張りだこの
杏さん。
今後の活躍に期待したいですね!
P.S.
↓杏さんが自身の過去にも触れたエッセイはこちら。
読みやすい文章で、意外な一面を知ることが出来ますよ(^^)