久しぶりの連ドラ復帰作である「ファーストクラス」が好評で、すぐさま続編の撮影が決定。これをきっかけにして、女優としてさらなる活躍をしていくことが期待されている沢尻エリカさん。
そこで今回は、過去の沢尻エリカさんの「別に」事件の真相と原因について調べてみました。
また、最近出演したテレビ番組で中山秀征さんにアノ事件についても謝罪をしていたとのことでしたが…。
そもそも「別に」事件って何?
ご存じない方のために説明をしておくと、沢尻エリカさんが起こした「別に」事件とは、2007年9月29日に映画「クローズド・ノート」の舞台挨拶上で起こります。
沢尻さんは司会者からの質問に対して「特に無いです」や「別に」と発言し、終始ふてぶてしい態度を取っていたことなどから、世間から大バッシングを浴びた事件でした。
その3日後には、公式ホームページ上で謝罪文を掲載。
また緊急で報道番組にも出演し、涙ぐみながらの謝罪をしました。
これ以降、しばらく芸能活動は休止することになり、所属していた芸能事務所からも、契約の解除をされてしまいます。
報道番組での涙は嘘だった?
沢尻エリカさんが緊急出演した報道番組では、最終的には涙を流しながら謝罪を述べることになるのですが、それまでのインタビューの様子から一変して泣きだしたように見えた部分があり、
「あの涙は演技ではないか?」
との印象を持たれることになります。
それというのも、インタビュー開始当初はとても謝罪をしているというような雰囲気ではなく、どこか人を威圧するような態度すらあったからです。
この背景にはもちろん、番組の編集の関係で短くまとめられているということもあったのですが、ちょっとした裏事情もありました。
この時のインタビューを担当した赤江珠緒アナウンサーによれば、沢尻さんへのインタビューが終盤に差し掛かったところで、急遽マネージャーが沢尻さんを連れて30分ほど楽屋に戻ったそうです。
そして戻ってきた時に、「もう一度謝罪の言葉を聞き出してほしい」と言われ、再度沢尻さんにインタビューを再開。
そうしたところ、約10分間の沈黙の後に沢尻さんから、
「私が今日話したことは伝わらなかったのでしょうか?」
と逆に質問されたと言います。
非常に葛藤をしている様子で、絞りだすような声での質問に対し、赤江さんは、
「あなたの思いは伝わりましたよ。」
と返したところ、沢尻さんは涙をポロポロ流し始め、号泣での謝罪につながることになります。
しかし本人はこの件について後に、
「あれは間違いでした。前の事務所が謝罪しなくてはいけないと言ったけれど、ずっと断っていたんです。絶対したくなかった。これが私のやり方なんだから、と。 結局私が折れて。でも間違ってた。」
と語ることになります。
これについてのこれ以上に真意は語られていません。
ですが、このインタビューの後半では、日本の芸能界についての苦言を呈しており、ひょっとすると沢尻さんはこの時、日本の芸能界というものを相手に戦っていたのかもしれません。
そのように考えると、インタビューの当初の強気な態度も、彼女なりの精一杯の抵抗であったと説明をつけることが出来ます。
原因は何だったのか?
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当時、飛ぶ鳥を落とす勢いでメディアの露出も多かった沢尻エリカさん。
なんでもこの「クローズド・ノート」の公開に先立って受けたインタビューなどは、1ヶ月で約160本。
毎日睡眠時間は3時間を切るような状況で、連日同じような質問に答える日々だったそうです。
ここまでなら人気の芸能人であればよくあることなのですが、当時はメディアなどが「沢尻会」なるものが存在し、「芸能界を牛耳っている」という報道をするなど、あることないことを書かれてもいました。
もともと自己主張が強く、頑固なところがある沢尻エリカさん。
「もう(精神的に)いっぱい、いっぱいで『私はこう』みたいな決められた価値観で生きてきて。それがパンクしたのが理由の一つ。」
と当時を振り返っており、この時に精神的な余裕は全くない状態でした。
自分自身の本質的な部分と女優としてのイメージとの乖離に苦しんでいたこともわかります。
しかし、芸能界というのはイメージを売る商売でもあります。
なので、スポンサーの意向や事務所の方針に従わなければならないことも度々です。
ですが、「人より性格がキツイ」ということを自覚していることもあり、沢尻エリカさんはそういったことは決して得意ではありません。
恐らくそういった芸能界というものを、よく理解できないまま、若くして人気が爆発してしまったということも彼女にとっては不幸の一つだったように思います。
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中山秀征に番組で謝罪
沢尻エリカさんは「別に」事件を起こす数日前に、中山秀征さんが司会をしていた番組「ラジかるッ」に出演。
そこでのトークでは視聴者からの質問に答える形式で進行をしていたのですが、その中の質問の一つに、
「沢尻会って本当にあるんですか?」
というものがあり、そのことを聞かれると、途端に沢尻さんは眉間にシワを寄せて険しい表情になり、
「メディアが勝手に言ってるだけなんですけどね。」
とそこから不機嫌になり、以降の質問に対しても不誠実な対応をするように。
そこから番組終了までその態度が変わることはありませんでした。
さらには、番組特製のストラップを貰うも、スタジオの机の上に置いたままで帰ってしまいます。
沢尻エリカさんはこの件について、
「しばらく経った後にYoutubeでその番組を見たが、自分自身にドン引きをしてしまうくらいヒドかった。」
として、2014年8月に出演した「シューイチ」で中山秀征さんに謝罪。
「あの時は末期で、人間じゃなかった」
として、当時の心境も合わせて語っていました。
色々と過去に問題を起こした沢尻さんですが、今はだいぶ落ち着いたと語る沢尻エリカさん。
一人の人間として一皮向けた今、今後どのような道を歩むのかに注目が集まっています。